湿疹用の塗り薬(ステロイド外用剤)の成分比較

私はここ数年、手指の湿疹に悩まされています。日記ブログを振り返ると、最初にその話題が出ているのが2018年9月でした。

その時のブログです:
2018/9/23「フランスで買ったワセリン

その箇所は右手の親指と人差し指で、ちょうどパソコンのマウスを握る時に触れるあたりに湿疹が出ます。

マウスのすべり止めのエラストマー(?)に反応しているのかなと思い、総プラスチックのマウスに買い替えたものの、なかなか湿疹は収まらず。。

↓私が今使っているのはLogitech G305ですが、ロジクールG304とそっくりに見えます。G305は総プラスチックの触り心地と「ページを戻る/進む」のワンタッチボタンが付いているのが気に入っています。^^
それでも、念のため右手に100均の綿の白手袋をはめて使っています、、

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上の「フランスで買ったワセリン」のブログにも出てくるロコイド(今家にあるのはポマードではなくクリームのほうです)を塗りつつも、長く使い過ぎたためか全然治癒しないし、かえって皮膚がすごく薄くなっていくのが見ていてつらいので、医薬品をやめて自然な修復のほうがいいのではと思ったりしました。

フランスで顔が腫れた私の敏感肌用お手入れと成分比較(La Roche-Posay編)」のほうにも書いていますが、今は手指だけでなく、更年期障害なのか最近首にも湿疹ができて、ひどい時にはそのかゆさのあまりにかきむしり、見るも無残に赤く血の色になったこともありました。

それで、そのブログを書いているうちにLa Roche-Posay(ラロッシュポゼ)のCicaplast Baume B5(シカプラストバームB5)というクリームはマルチに使えるのではないかと思って使い始めたのです。

クリームのおかげで皮膚が強くなってきたのは目に見えてわかるものの、かゆみを抑える効果には乏しく、1週間ちょっとで半分ぐらい使ってしまい、このペースだと1か月1本ペースかなあと先が思いやられる感じでした。。

[ラロシュ布製]シカプラスト夜 B5 / LAROCHE-POSAY CICAPLAST BAUME B5 季節の変わり目の損傷ケアクリーム (100mL)

そんな中、先日、具合の悪かった夫がいつものようにかかりつけ医に行ったところ、お土産に(?)私の湿疹の塗り薬をもらってきてくれたのです!

本来なら薬を処方してもらうには本人が行かないといけないとは思いますが、このお医者さんは私がめったに外に出ないことを知っているし、融通をきかせてくれたんですね。こういうところは、フランスならではかもしれません。本当に助かります。^^

新しい塗り薬は、使い始めてすぐにかゆみがなくなり、1~2日後には赤味が引いて、そろそろ治りそうな感じです!

そこで、ロコイドと今回のと、何がどう違うのか、調べてみることにしました。^^

フランスで処方された塗り薬

LOCOID 0,1%, crème / TRIDESONIT 0,05 POUR CENT, crème / BETAMETHASONE BIOGARAN 0,05 %, crème
今回処方してもらったのは、真ん中と右側の2つです。

左側の黄色のロコイドは、La Roche-Posayのシカプラストバームを買ってからは、とりあえず使用をいったん中止しております。

新しく処方してもらったのは、①Bétaméthasone (0,05 %)(写真右側)と、②Tridesonit (0,05 %)(写真中央)です。

まず①を赤味が引くまで1週間ほど朝晩1日2回使います。その後、①の代わりに②を最初の週に1日2回、2週目は1日1回、3週目は1日おきという感じでだんだん量を減らしていきます。

②のクリームは「顔が腫れたその後のお話(薬やスキンケアなど)そして再発」にの写真に同じ製品が出ていますが、①も見覚えがあるので、以前使ったことがあるんだろうと思います。

LOCOID 0,1%, crème

LOCOID 0,1%, crème
  • 有効成分
  • 17-butyrate d’hydrocortisone micronisé …… 0,100 g (Pour 100 g de crème)
  • 微粉化した17-酪酸ヒドロコルチゾン(クリーム100gあたり0.1g)
  • Liste des excipients 添加物
  • Alcool cétostéarylique セトステアリルアルコール
  • éther cétostéarylique de macrogol 25 ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル(=セテアレス-25?)
  • paraffine liquide légère 流動パラフィン(低粘度)
  • vaseline ワセリン
  • parahydroxybenzoate de propyle パラオキシ安息香酸プロピル
  • parahydroxybenzoate de butyle パラオキシ安息香酸ブチル
  • acide citrique anhydre 無水クエン酸
  • citrate de sodium anhydre クエン酸ナトリウム(無水物)
  • eau purifiée 精製水

こちらのLOCOIDは、軟膏タイプとクリームタイプをフランスに来てから何度か処方してもらったことがあり、ステロイド系だというのはなんとなく知っていました。

でも、今回は残念ながらあまり効かないみたいで、、、涙

ちなみに、ちゃんとした皮膚科には行ったことがなく、いつも普段のかかりつけ医(ジェネラリスト)でチラッと診てもらうだけなので、皮膚の精密検査とかはしたことがありません。


↓第4章「皮膚と粘膜の薬」の「皮膚の構造と働き」「湿疹・かぶれの薬」「殺菌・消毒薬」は、試し読みができます!^^

世界一やさしい!おくすり図鑑

↑の本は、成分のことがわかるかなあと思って買ってみたのですが(hontoで90円でした^^)、こちらの『おくすり図鑑』の「皮膚の構造と働き」のページで、ステロイド剤には効き目のおだやかなものから強いものまであり、日本ではWeak→Medium→Strong→Very Strong→Strongestの5段階あることを知りました!(ウィキペディアによると、ロコイドは日本ではMediumに該当するようです。)


Eczema treatment ointment in Japan (Locoid and Betnovate/Betnevate N).
こちらは妹の軟膏です.
Locoid ointment 0.1 % ingredients in Japanese.
画像は、ロコイド軟膏0.1%添付文書(2016年10月改定 第5版)より

ロコイドと言うと、「ロコイド軟膏0.1%」や「ロコイドクリーム0.1%」という製品が日本にもありますね。これは、日本では鳥居薬品株式会社が、LEO Pharma A/S(レオファーマ)と提携して製造しているようです。

フランスの手持ちの黄色い箱を見ると、たしかにライオンのマークがありました!

Leo Pharma logo.

レオファーマはデンマークに本社がある研究主導の製薬会社で、創業は1908年なんだそうです。皮膚疾患および血栓症疾患の治療薬を開発・製造し、世界130カ国以上で販売しているそうで、ロコイドクリームがフランスで承認されたのは1978年のようです。


↓こちらは、指定第2類医薬品の「ロコイダンクリーム」で、発売元はクラシエ薬品ですが、製造販売元はロコイドクリームと同じ鳥居薬品です。そして、提携はアステラスファーマヨーロッパB.V.となっています。

【指定第2類医薬品】ロコイダンクリーム 16g ※セルフメディケーション税制対象商品

●ロコイダンクリームは、抗炎症作用をもつヒドロコルチゾン酪酸エステルを主成分とする外用副腎皮質ホルモン剤で、皮膚の炎症を抑え、腫れ、かゆみなどに効果があります。
●ロコイダンクリームは、湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫さされ、じんましん、あせもに効果があります。

●効能・効果
湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫さされ、じんましん、あせも

●成分・分量
本品100g中
ヒドロコルチゾン酪酸エステル・・・・・・・・50mg

添加物として、無水クエン酸、クエン酸ナトリウム水和物、パラベン、セタノール、流動パラフィン、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ワセリンを含有する。

成分を見ると「LOCOID 0,1%, crème」と似ていますが、その違いは、市販薬(指定第2類医薬品=薬剤師か登録販売者により販売できるが、特に注意を要する)として買える分、有効成分が半分の強さになっているみたいですね。


ところで、私は日本を含む世界の製薬会社のことは疎いので全然知らなかったんですが、2015年11月に「LEO Pharma A/Sがアステラス社のグローバル皮膚科事業を買収」というニュースがあり、日本のアステラス製薬株式会社(山之内製薬と藤沢薬品工業が2005年に合併してできた会社)の全世界の皮膚科事業をデンマークのレオファーマに譲渡したということです。

でも、ロコイドは元々レオファーマの薬なので、今回のブログにはあまり関係ないかもしれませんね。。

一方、2020年8月に「LEO Pharma vend un portefeuille de quatre produits à la société Cheplapharm」というニュースもあり、Locoid®を含む4つの製品(One-Alpha®, Locoid®, Pimafucin® et Zineryt®)の医薬品ポートフォリオをドイツの医薬品企業Cheplapharm Arzneimittel GmbH(ケプラファーム)に譲渡するということでした。

医薬品ポートフォリオなるものを譲渡したらどうなるのか、私にはわかりませんが、これからパッケージデザインとかも変わるのかな?

BETAMETHASONE BIOGARAN 0,05 %, crème

BETAMETHASONE BIOGARAN 0,05 %, crème
  • 有効成分
  • Dipropionate de bétaméthasone micronisé …… 0,064 g (Pour 100 g de crème)
  • Quantité correspondante en bétaméthasone …… 0,050 g (Pour 100 g de crème)
  • 微粉化したベタメタゾンジプロピオン酸エステル(クリーム100gあたり0.064g)
  • ベタメタゾン相当量(クリーム100gあたり0.050g)
  • Liste des excipients 添加物
  • Vaseline blanche 白色ワセリン
  • alcool cétostéarylique セトステアリルアルコール
  • paraffine liquide 流動パラフィン
  • éther cétostéarylique de macrogol ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル
  • chlorocrésol クロロクレゾール
  • dihydrogénophosphate de sodium dihydraté リン酸二水素ナトリウム水和物
  • eau purifiée 精製水

こちらのベタメタゾンジプロピオン酸エステルのクリームは、すごくびっくりしたんですが、首も指も塗ってすぐにかゆみが収まったのです!(本来は「首用」として処方してもらったんですが、指にも塗ってみました、、)

使用は最初の1週間だけ、それも1日2回のみということで、1週間だけで足りるのかなと不安に思っていたら、効き目がすぐ現れたのですごく嬉しかったです。^^

ところで、下の表は、九州大学の「アトピー性皮膚炎についていっしょに考えましょう。」というウェブサイトからの引用です。

でも、2013年12月のものなので、2021年の今はもしかしたら当時からはさらなる進化があるかもしれませんね。^^

この表によると、「ロコイド」はミディアム(4群)ですが、BETAMETHASONE BIOGARANの「ベタメタゾンジプロピオン酸エステル」はベリーストロング(2群)だそうです!

なので、効き目が強烈だったのかもしれませんね。使う期間も1週間だけと厳格でした。


画像は、リンデロンDP 添付文書(2020年2月改定 第1版)より

↑のリンデロン DPはBETAMETHASONE BIOGARANと同じ成分(ベタメタゾンジプロピオン酸エステル 0.64mg)ですが、添付文書の効能・効果に関連する注意として、「皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが~」とあるので、厳しく管理されているみたいですね。

  • 医療用医薬品(医師の診察を経て処方)…… ストロンゲスト(1群)、ベリーストロング(2群)
  • 市販薬(OTC医薬品)…… ストロング(3群)、ミディアム(4群)、ウィーク(5群)

    *OTC医薬品とは、Over-the-counter drugのことで、「要指導医薬品」と「一般用医薬品」のこと。

ちなみに、「ベタメタゾンジプロピオン酸エステル」はベリーストロング(2群)なので、市販薬には配合されていないようです。

↓の市販薬「リンデロンVs」は指定第2類医薬品でストロング(3群)ですが、ベリーストロング(2群)の「リンデロンDP」とは違い、有効成分はベタメタゾン吉草酸エステルのようです。

ベタメタゾンジプロピオン酸エステル(2群)とベタメタゾン吉草酸エステル(3群)は、名前が似ているけど、全然違うものなのかな?

【指定第2類医薬品】リンデロンVsクリーム 10g ※セルフメディケーション税制対象商品

●効能・効果
しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん

●成分・分量
リンデロンVsクリームは白色のクリームで、1g中に次の成分を含有しています。
成分・・・分量(1g中)・・・はたらき
ベタメタゾン吉草酸エステル・・・1.2mg
・・・副腎皮質ホルモンの一つで、炎症をおさえ、かゆみをしずめる

添加物として
白色ワセリン、流動パラフィン、セタノール、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、
パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸メチル、リン酸二水素ナトリウム、
リン酸、水酸化ナトリウムを含有しています。


ついでに、こちら↓は、上の妹の軟膏の写真にもある「ベトネベートN軟膏」の添付書類です。妹は私よりも湿疹歴が長いので、軟膏の種類を変えたら治るのではと思ったのも、実はこのブログを書いている理由のひとつです。。

Betnevate ointment N ingredients in Japanese.
画像は、ベトネベートN軟膏 添付文書(2019年2月改定 第9版)より

〈適応菌種〉は「フラジオマイシン感性菌」と書いてありますが、フラジオマイシン硫酸塩は抗生物質のようですね。

妹の「ベトネベートN軟膏」は皮膚科で処方してもらったものですが、市販薬で「ベトネベートN軟膏AS」というものもあり、この2つはどちらもストロング(3群)で(?)成分は全く同じに見えますが、もしかしたらどこか違うのかもしれませんね、、?

こちらの市販薬「ベトネベートN軟膏AS」には、同じ3群の市販薬「リンデロンVs」には入っていない抗生物質フラジオマイシン硫酸塩が有効成分として入っています。

【指定第2類医薬品】ベトネベートN軟膏AS 10g

●ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症に
すぐれた効き目を発揮します。
●抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合しています。
●患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適しています。

●効能・効果
化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん
化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)

●成分・分量
本剤は白色半透明の軟膏剤で、100g中に次の成分を含有しています。
〔成 分〕 〔分 量〕
ベタメタゾン吉草酸エステル 0.12g
フラジオマイシン硫酸塩 0.35g(力価)

添加物:流動パラフィン、ワセリン

一方、医薬品の「ベトネベートNクリーム」には入っている抗生物質フラジオマイシン硫酸塩は、市販薬の「ベトネベートクリームS」のほうには入っていません。

こちらは市販薬「リンデロンVsクリーム」と有効成分が同じですが、添加物はちょっと違いますね。

【指定第2類医薬品】ベトネベートクリームS 10g

●ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症に
すぐれた効き目を発揮します。
●のびがよく、ベタつかない使い心地のよいクリーム剤です。

●効能・効果
しっしん、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん

●成分・分量
本品は白色のクリーム剤で、100g中に次の成分を含有しています。
〔成 分〕 〔分 量〕
ベタメタゾン吉草酸エステル 0.12g

添加物:セトステアリルアルコール、ワセリン、流動パラフィン、クロロクレゾール、
セトマクロゴール、pH調節剤

TRIDESONIT 0,05 POUR CENT, crème

TRIDESONIT 0,05 POUR CENT, crème
  • 有効成分
  • Desonide …… 0,050 g (Pour 100 g de crème)
  • デソニド(クリーム100gあたり0.05g)
  • Liste des excipients 賦形剤
  • Lanette® SX(alcool cétostéarylique, laurylsulfate de sodium, cétostéarylsulfate de sodium)セトステアリルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム
  • blanc de baleine synthétique (Cutina® CP-A) 合成鯨蝋
  • cire d’abeille synthétique (B-Wax®) ミツロウ
  • vaseline ワセリン
  • paraffine liquide légère 流動パラフィン(低粘度)
  • glycérol グリセリン
  • parahydroxybenzoate de méthyle パラオキシ安息香酸メチル
  • laurylsulfate de sodium ラウリル硫酸ナトリウム
  • acétate de calcium 酢酸カルシウム
  • sulfate d’aluminium 硫酸アルミニウム
  • dextrine blanche デキストリン(白)
  • eau purifiée 精製水

こちらのクリームは上のBETAMETHASONE BIOGARAN(ベタメタゾンジプロピオン酸エステル)を1週間使った後で、その代わりに2週目から使い始めました。

使い始める頃には、赤味もほとんど引いて、寝ぼけている時は「どの指に塗るんだっけな?」と思ってしまうほどでした。首のほうも、赤味が消えているので、どの部分だったか曖昧な感じです。^^

今は、ステロイド剤のなせる業なのか、やっぱり皮膚が薄くなってしまってますが、首も指もかゆみもないし、ほぼ治っているような感じです。(でも、ここでやめてしまうと、きっと再発するんでしょうね、、)

とりあえずこのTRIDESONIT(デソニド)を徐々に量を減らしていきながら、決められたとおり3週間使ってみようと思っています。

なお、デソニドの薬は日本にはないみたいですね?

KEGG(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes)のステロイド外用薬の強さランク一覧表によると、アメリカでは7段階あるうちの弱いほうのクラス5~6に属しているようです。

フランスのステロイド外用薬の強さランク

日本は5段階、アメリカは7段階でしたが、フランスでは4段階のようです。

  • classe I : activité très forte
  • classe II : activité forte …… BETAMETHASONE BIOGARAN 0,05 %, crème
  • classe III : activité modérée …… LOCOID 0,1%, crème、TRIDESONIT 0,05 POUR CENT, crème
  • classe IV : activité faible

    *クラスⅠとクラスⅡは、顔への使用は厳禁で、頭皮なら大丈夫みたいです。

強いほうから順にクラスⅠ(très forte/とても強い)クラスⅡ(forte/強い)クラスⅢ(modérée/中程度)クラスⅣ(faible/弱い)となっています。

今回効果の高かった「ベタメタゾンジプロピオン酸エステル製剤」はクラスⅡ(forte)、続いて今使っている「デソニド製剤」はロコイドクリームと同じくクラスⅢ(modérée)です。

そして、自分の持っているこの3つの塗り薬は、どれもリストⅠ(医師の処方箋が必要で、なおかつ処方された期間のみ使用)です。

左の3つはliste I、右の3つはliste IIです。

どうやら、処方箋が必要な医薬品にはliste Iとliste IIの2種類あって、リストⅡのほうは同じ処方箋で12か月間複数回処方してもらえるみたいです。

薬の箱に文字でも書かれていますが、パッと見でわかりやすい見分け方は、赤枠がリストⅠ、緑枠がリストⅡです。

軟膏とクリームの違い

私は元々肌が強くないので、日本でも子どもの頃からあせもとか湿疹の軟膏を塗っていました。フランスに来て、ロコイドの軟膏も使いましたが、初めてロコイドのクリーム版も使ったことで、自分はクリームのほうが感触が好きだなあと思いました。

  • 軟膏 …… 患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適している。
  • クリーム …… のびがよく、ベタつかない使い心地が良い。

ベトネベート軟膏とクリームの説明から考えるに、こういう違い↑があるようです。

そして、『おくすり図鑑』の本の「皮膚の構造と働き:化膿性皮膚炎」のページには、「患部が化膿したら抗生物質を」とあります。

市販薬の「ベトネベートN軟膏AS」には抗生物質が入っているけど、市販薬の「ベトネベートクリームS」には抗生物質がが入っていないのは、そういう理由なのかもしれませんね。

なお、フランスの薬局で処方薬をもらう時、レジ係も兼ねる薬剤師さんが用法・用量を説明してくれて、箱に手書きでも書いてくれますが、以前皮膚用の塗り薬をもらった時に「薄く丁寧にすり込んでください」と言われました。夫もそれは当たり前だろうという感覚を持っているので、フランスでは常識なのかもしれません。

私は今まで軟膏を壊れ物を扱うみたいに患部に多めに乗せるだけだったので、「薄くすり込む」というのが目から鱗でした!

『おくすり図鑑』の本にも

外用ステロイド剤を使用するときは清潔な指で少量とって、患部にうすくのばし、べたつかなくなるまでやさしくすり込みます。厚塗りするとかえって薬にかぶれてしまうこともあるので、注意します。使用方法や期間については、必ず説明書の指示に従いましょう。

とあります。

画像は、市販薬「リンデロンVs」使用時の注意事項より

ただ、市販薬「リンデロンVs」の使用方法では、「摺り込まないようにしましょう」と書かれていますので、これも薬によるのかもしれませんね?

まとめ

化学が苦手な私には、調べるのはなかなかしんどくて、調べた後も成分が何なのか全然分かりませんが、とりあえずは湿疹の塗り薬と言ってもいろいろあって、ステロイド外用薬の強さにはランクがあることが分かりました。^^

日本の場合は5段階に分かれていて、強いほうから1群と2群は医師の処方が必要で、3群~5群はOTC医薬品(Over-the-counter drug)で市販で買えます。

今回悩まされていた私の湿疹に一撃で効いたのは「ベタメタゾンジプロピオン酸エステル製剤」でしたが、これは日本では2群(ベリーストロング)で、医師の処方が必要な医療用医薬品です。

これまでずっと同じ外用薬を使っていたけど一向に治らないという場合は、違う薬に目を向けるのもいいかもしれません。^^

ただ、名前が似ていても全く違う成分であることも考えられるので、素人判断はせず、医師や薬剤師さんの指示に従うことが大切だと思います。

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