LA POSTE:フランスから日本へ荷物を送る時の通関電子データ送信のやり方(購入を伴う場合)

2021年1月1日から、国際郵便を送る際に日本を含め世界的に開始した「通関電子データ送信義務化」ですが、フランスも例外ではありません。

こちらは、通関電子データ送信などについて書いた以前のブログです:
1/5「LA POSTE:フランスから日本への郵便料金と通関電子データ送信義務化(2021年)

自分自身が2021年に入ってから一度もLa Poste(郵便局、ラポスト)に行っていないため、想像の範囲を超えませんが、フランスから日本などのEU圏外(海外県も含む)に荷物を送るには具体的にどのような手続きをすればよいか、ちょっと調べてみました。^^

通関電子データ送信は必須

2021年の今年からは、外国(EU圏外)に品物を送る場合は、誰もが電子的に中身を申請しないといけなくなりました。

でも、その手続きは自体は郵便局の中ではできないので、自宅などで落ち着いて必要事項の入力&送信をしておく必要があります。

La Posteウェブサイトの使い方

以前やり方を調べた時には、La Posteのウェブサイトはまだ準備不足だった感じがありました。でも、通関電子データ送信の義務化から半年が経って、さすがにホームページも少しアップデートされたようです。^^

こちらは、La Posteウェブサイト(https://www.laposte.fr/)のトップページです。

左上のピンクで囲った

ENVOYER 送る
/RECEVOIR 受け取る
UN COLIS OU 荷物 または
UN COURRIER 手紙

をクリックします。

すると、

Envoyer un courrier 手紙を送る(厚さ3㎝までの2kgまでの品物もこちら)
Envoyer un colis
 小包を送る
Saisir une déclaration douanière (vers l’Outre Mer et Hors UE)
 通関申請をする(海外県とEU圏外宛)

などが表示されます。

Envoyer un courrier(手紙を送る)

一番上のEnvoyer un courrier(手紙を送る)をクリックすると、右側にさらにメニューが現れます。

*手紙と言っても、こちらのカテゴリにはハガキや厚さ3㎝までの品物も含まれます。

Effectuer votre déclaration douanière pour vos envois hors UE(EU圏外宛の通関申請をする)をクリックすると、

こちらの電子通関通関電子データ送信ページFormalités douanièresに移行します。こちらのやり方については、また後日調べたいと思います。

オンライン購入を伴わない小包を送る際の電子通関データ送信ページは、こちらのページのようです

Envoyer un colis(小包を送る)

上から2つ目のEnvoyer un colis(小包を送る)をクリックすると、同様に右側にさらにメニューが現れます。

そこからImprimer une étiquette Colissimo(コシッシモ用紙を印刷する)を選びます。

*少し下にEnvoyer un petit colis au meilleur prix(小さい荷物をお得に送る)というのがありますが、こちらは厚さ3㎝かつ重さ2kgまでなので、日本に送る場合、結局は手紙扱いと同じことになります。

Imprimer une étiquette Colissimo(コシッシモ用紙を印刷する)をクリックしたら、上記の画面に移行します。

ここでは、コリッシモ料金の支払いと用紙の印刷、電子通関申請がセットになっています。

*プリンターがないなど家で印刷できない場合は、注文後に発行されるコードを使って郵便局でも印刷が可能です。その場合は、局員にお尋ねください。

宛て先と荷物の重さを入力して、Envoyez votre colis(あなたの荷物を送りましょう)をクリックします。(後に訂正も可能なので、深く考えずにクリックしてOKです。)

ここでは仮に20キロと入力していますが、最大重量が20キロなので、「20」以上の数字を入力してもエラーになって、強制的に「20」と表示されます。

例えば、日本宛の20kgの場合、送料は206 ユーロ(1 €=130円で換算すると、26780円)です。

フランスから日本宛の料金については、こちらのブログもご覧ください:
1/5「LA POSTE:フランスから日本への郵便料金と通関電子データ送信義務化(2021年)


ここでは先ほど選んだ宛先と重さが出てきますが、何度でも訂正が可能です。

送れる荷物の大きさは、1辺の長さが最大100㎝、3辺の合計が150㎝までなのでご注意ください。

また、禁制品や危険物がないこともmatières dangereusesをクリックして確認しておいてください。

小包の中身を下記から選びます。

Retour de marchandises(商品の返品)
Cadeau
(贈り物)
Echantillon
(サンプル)
Document
(書類)
Vente de marchandises
(商品)
Autre
(その他)

そして、品目ごとに内容物を入力していきます。「-」を押すと削除され、「+」を押すと追加できます。支払いを完了するまでは修正は何度でも可能なので、まずは入力していってみてください。

注意点としては、重さと金額は合計ではなく、1個あたりのものを入力します。

住所のいい例が思い浮かばなかったので、勝手ながらユニクロさんの住所をお借りました。。ただし、部屋番号や電話番号は架空のものです。

【フランスの住所】
17 Rue Scribe, 75009 Paris

【日本の住所】
1 Chome-2-17 Shinsaibashisuji, Chuo Ward, Osaka, 542-0085, Japan
(大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目2番17号)

フランスの住所がとても短くて簡潔なのに比べて、日本の住所をアルファベット化するとかなり長くなるし、順番とかが違うので、ここが一番入力に時間が取られる場面かもしれません。

ちなみに、フランス側の住所は、例えば「17 Rue Scribe」の最初のほうを入力していくと、残りが推察されて候補がいくつか表示されるので、とても簡単で間違わないようになっています。

入力は、小文字でも大文字でもどちらでも大丈夫です。最後に自動的に全部大文字になりますので^^

【入力注意点】

最初「1-2-17 Shinsaibashisuji, Chuo-ku」と入力したら、「,などの記号は使わないでくださいとエラーになりました。

次に「1 Chome-2-17 Shinsaibashisuji Chuo-ku」と「,」を除いて入力したら、今度は最大27文字までですとのことで。。

となると、たいていの日本の住所はここでアウトでしょうから、Bâtiment, Immeuble(建物名?)の欄も併用するしかないですね。

最初の欄に入らない「1 Chome-2-17」をこっちに持ってきたらうまくいきました。^^

そして、郵便番号の欄は、数字のみです。ハイフンは不要です。

もしも日本で無事に配達されることなく日本郵便で差出人に返送扱いとなった場合、どうしたいかを選びます。

フランスにいる自分の手元に返送してもらう場合は、返送料金が発生するようですのでご注意ください。

*日本郵便の場合、EMSは返送料無料で、他の小包は返送料は有料だそうです。コリッシモは日本に入るとEMS扱いになるみたいですが、この場合の対応はどうされるんでしょうね、、?


次に、発送方法を選びます。

フランスの郵便局La Poste(ラポスト)では、自宅の郵便受けに発送希望の荷物を入れておくと配達員さんが回収してくれるサービスがありますが、今回の場合は選ぶ余地なしで、郵便局等(代理店も含む)から発送の選択になっています。

今度は、相手先の配達方法を選びます。

日本宛のコリッシモは、もれなく「署名の上で手渡し」での配達方法なので、こちらも選ぶ余地なしです。

ただし、補償額の上限が選べます。デフォルトでは、20キロの荷物を送る場合は、366ユーロまでの補償が付いています。この金額を増やすこともできます。

Eメールでの追跡結果お知らせサービスを希望する場合は、✔を入れて、相手先のほうも希望する場合はアドレスを入力します。(自分のアドレスは、アカウントに紐づいているから不要です。)

こちらは、補償額の上限をアップグレードしたい場合の入力例です。

仮に1000ユーロとする場合は、追加金額は10ユーロになります。


ショッピングカートでも入力の最終確認ができます。Modifiez(修正してください)をクリックしたら、その箇所のページに戻って修正も可能です。戻っても、これまで入力した内容は消えませんので、安心して戻ってください。^^

日本の住所もいい感じに収まりました!

ちなみに、集合住宅の各住居はAppartementですが、部屋番号の入力で略してAppと入力しても、自動的にAppartementと表示されました。(他のウェブサイトでも同じ仕組みのところがありました。)

複数の商品を一括でお会計できるので、追加したい荷物がある場合は、Ajoutez un nouveau colisをクリックして、上記の入力を繰り返します。

この1個の荷物だけの購入なら、Accéder au panierをクリックして、ショッピングカートに進みます。


La PosteのウェブサイトもAmazonみたいに第三者が販売者である小物とかも売っているので、ショッピングカート内では販売者が誰かという表示が出ています。

この内容でよければ、Valider mon panierをクリックして、支払い手続きに進みます。

今回は適当に入力したのがバレたのか(?)、時間が掛かり過ぎたからか、残念ながらエラーになってしまいました!(Votre panier est vide=あなたのカートは空っぽです)

気を取り直して翌日にイチからやり直してみると、今度はうまくいきました。でも、今回は自分は荷物は送らないので、いったんここまでとしますね。

La Posteのアカウントをすでに持っている人はログインして、はじめて利用する場合は新規アカウント開設のほうに進みます。

用紙を印刷する

これまで入力した内容は、お会計後に印刷できるようになります。

自宅で印刷する場合は、A4用紙をご用意ください。

でも、家にプリンターがない場合など、印刷できない時には、郵便局La Postでも印刷ができるようになっています。

自宅で印刷する方法

コリッシモのお会計後にEメールが届きます。

自宅で印刷する場合は、この後にEspace clientMes achatsから印刷が可能になります。

*印刷ミスなどがあっても、再印刷が可能です。

この場合は、A4用紙での印刷になり、複数枚印刷されますが、税関申告書の3枚目は自分の控えとしてキープしておきます。

荷物の外側に透明のパウチを貼り付け、この中に必要書類を入れて発送する仕組みです。これは日本郵便と同じくですね。

手紙扱いの場合は、申請書をパウチに入れて荷物の外側に貼り付け、発送準備が整ったら郵便ポストに投函してOKです。

ただ、コリッシモの発送時には郵便局の窓口で受領スタンプを押してもらったりするので、パウチの封はしないようにしてください。

このパウチは、郵便局の窓口で無料でもらえると思います。もしくは、文房具にあるようなスライド式の透明ポケットを活用したり、市販パウチを第三者セラーから購入することも可能です。

こちらは市販パウチの一例です

郵便局で印刷する方法(日本宛、UK宛などの場合)

コリッシモのお会計後にEメールが届きます。ここに7日間有効のコード(数字など)が記載されています。

日本などのEU圏外やフランス海外県に送る場合など、通関電子データ送信が必要な場合は、お会計後に発行されるコードを郵便局員に伝えて印刷してもらってください。

*郵便局の機械で印刷できると思っていたんですが、税関申告があると印刷数が増えるから無理なんでしょうね、、

郵便局で印刷する方法(フランス国内やEU圏内宛の場合)

税関申告の要らない宛て先の場合は、Eメールに記載のあるコード(数字など)、もしくは荷物の13桁の番号を使って、コリッシモの送り状を郵便局の機械で印刷できます。

A Berthault, La Poste se réinvente

こちらは、オープンしたばかりのある郵便局のようすです。

A Berthault, La Poste se réinvente ; Machine à affranchir (franking machine)
A Berthault, La Poste se réinvente

この動画の中で、例の機械も少し映っていました。^^

この機械は、手紙や荷物を上の測りに乗せて、宛先など選んでいくと、相応の切手(印字された証紙、メータースタンプ)が出てくる仕組みです。

この郵便料金計器(Machine à affranchir、Franking Machine)でコリッシモやクロノポストの送り状が印刷できるそうです。この場合は、A4用紙で印刷されるのではなく、ステッカー式のラベルで排出されると思います。

タッチスクリーンで「Editer une étiquette web Colissimo ou Chronopost」を選んでください。

Bureau de Berthault : La parole est aux clients

また、こちらは同じ郵便局の別バージョンの動画ですが、この中で自分のUSBメモリから印刷できるコピー機があることもわかります。

A picture from YouTube : Bureau de Berthault : La parole est aux clients
Bureau de Berthault : La parole est aux clients

自分は旧式の機械でコピーしたことがあるくらいですが、1枚あたりの料金は日本よりもかなり高かったと思います。

Imprimer(USBから印刷する)
Photocopier(コピーする)
Scanner
(スキャンする)

期限内に発送できなかった場合

通常のコリッシモの発送期限が7日間なので、日本宛もきっと同等かなと思われますが、期限内に発送できなかった場合、La Posteの自分のアカウントのEspace ClientDétail de votre commandeから返金リクエストを送ってください。

この返金リクエストの有効期間は、お会計後1年間のようです。

さいごに

昨年からCOVID-19があり、Brexitがあり、はたまた今年7月1日からはEU全体で輸入の際の少額VAT免税がなくなるということで、La Posteでは急務の課題が多すぎて、どうしても通関電子データ申請のほうは後回しになっている感がしないでもないですね。

今は年初に調べた時よりもウェブサイトもだいぶ整理されてきたようですが、プリンターが家にない人の印刷方法は局員にお願いするしかなかったりと、まだまだすっきりしない感じです。

フランス側にとっては、EU圏外に出ていく荷物よりも、入ってくる荷物への課税対策をきっちりするほうが先でしょうから、近々の7月1日からの新制度が波に乗ったら、通関電子データ申請の整備のほうももっと進むかもしれませんね。

今度は、La Posteオンラインでの購入を伴わない場合での通関電子データ送信の方法や、EUの少額VAT免税がなくなる件についてさらに調べてみようと思っています。^^

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